漢方外来
心身のお悩みを漢方で軽減します
日本の漢方治療の第1人者である山口医師に来ていただいて、完全予約制で漢方外来を開いています。漢方治療は、“未病”(大変な病気になる前の体が不調な時)や、西洋医学では太刀打ちできないしつこい症状を和らげる目的等にも効果的です。どの様な症状でもまずはお気軽にご相談下さい。
漢方外来とは?
漢方薬は、複数の生薬(自然界にある様々な植物の葉・茎・根や鉱物など)を組み合わせて薬にしたものです。患者さんの状態に合わせて漢方薬をうまく選ぶ方法が漢方治療で、千年単位の歴史があります。私は総合病院で子供から大人までの漢方治療に30年以上携わってきた経験を活かし、当院で漢方外来を受け持っています。
漢方はこんな時に使えます TROUBLE
- 夜泣きをよくする
- 動機がひどい
- からだの冷え
- 神経質になる・イライラする
- よく鼻がつまる
- のどのつかえ感がある
- 疲れやすい
- なかなか眠れない
- 胃もたれしやすい
- よく立ちくらみをする
- 胸やけがする
- 便秘
- 吐き気がある
- 下痢
- めまいがする
- 頻尿
- 目が疲れる
- 排泄痛
- 目がぼやける
- 二日酔い
- 頭痛がひどい
- むくみ
- 食欲がない
- にきび・湿疹
- 耳鳴りがする
- 神経痛
- うっかりすることが多い
- 生理痛・生理不順
- もの忘れがひどい
- 更年期障害、月経障害
漢方カレンダー
漢方治療について
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漢方母子療法
現代社会では子育て中の母親には大きな負担が掛かります。子供に困った症状がある場合、その負担はさらに大きくなり、きつくてイライラしたり、不安になったりして母子関係がギクシャクすることがあります。そんな時にはお子さんと同時に母親の心身を漢方薬で調節することにより、母子に相乗的な効果が得られると思います。
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成人の治療
年を重ねると病態がより複雑になり、また癌など見逃しやすい病気の可能性も高まるので、専門の先生のしっかりした検査・治療を受けた上でさらに必要ならば漢方治療を行うことにしています。ちなみに私が経験してきた患者さんの半分は成人です。
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煎じ薬の処方
漢方薬は生薬を複数集めて作られたものです。昔はそれを煎じ、上澄みを服用していました。私は30年以上前から煎じ薬も処方してきました。この方法の利点は患者さんの状態に合わせてたったひとつのオーダーメイド漢方薬を作成できる点です。普通の漢方薬で効果が不十分な場合でも、煎じ薬で改善できることがしばしばあります。ただ処方するのにも煎じるのにも時間が掛かるのとで必要な時だけとしています。
・薬局について・
漢方外来はしっかりした薬局の支援がないと成り立ちません。当院では漢方エキス剤を多種類揃えていただいている近隣の薬局と、煎じ薬を作成していただける薬局と協力をしています。
漢方診察の流れ
下記のようなプロセスで
診察をしますので、3分診察という
わけにはいきません。
少なくとも15分以上は必要になる
ことをご了承ください。
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01 カウンセリング
まず詳しくお話をお聞きします。
漢方では今困っている問題以外にも、暑がり?寒がり?喉が渇く?汗が多い?食欲は?睡眠は?など心身に関することをお聞きします。病気とは関係なさそうなことに治療のヒントはかくれています。 -
02 診察
普通の診察のほかに舌、脈、腹の状態をしっかりみます。
これは漢方独特の診察法です。 -
03 処方
このような情報を分析して漢方の診断をします。そして最も適すると思われる漢方薬を選びます。
漢方薬は原則として飲みやすい顆粒や錠剤を使用しますが、中には患者さんに合わせて組み合わせた煎じ薬を使うこともあります。 -
04 経過観察・再診
しばらく見て効果がない場合には、もう一度見直しをします。